- 看護実習で患者と何を話せばよいのか分からない
- 患者に対して機械的な会話しかできず、患者と世間話をするのが苦手
看護実習で患者さんと会話しようとすると、ぎこちない会話になったり、何を話せばよいのか分からなくなってしまうのよね…。
看護実習で患者と話をするとき、用意していた質問に集中して会話をしてしまうと、一問一答のような会話になってしまったり、何もしゃべらない気まずい時間を過ごしてしまう、なんていうことになってしまいがちです。現在看護師をされている方でも、同じような経験をされたことがある方が多いかと思います。
私も看護学生のときには、会話の内容にはかなり悩まされました。世間話をし過ぎても、看護らしくないし、病気の話しすぎても大した昨日とも変わらないし患者にとっても何か使いまわしたセリフっぽく聞こえたりしないかな、なんて考えたりすると、もうダメです(笑)
ただ、看護師の仕事を数年経験した筆者が思うことが、意外と世間話って患者にとって大事ということです。世間話の中からその人の価値観や健康観などが出てくることもありますし、仮に健康面や病気にかかわらなくても会話をすることで安心感や少しでも病気を忘れる時間を作れることは患者にとって良いのではないかと思うからです。
そんな世間話のとき用意しておきたいのが自分なりの会話の定番ネタだと思っております。定番ネタを持っておくことで、話題がなくなったときに、気まずい時間を作らずに会話を進められるようになります。
この記事では現役看護師である筆者が実際に会話で使っているネタをいくつか紹介したいと思います。
ただし私が使っているネタは万人に適応するネタではないかもしれないので、あくまで参考程度にご覧になっていただけたらと思います。。患者によってはNGとなっている会話内容があるかもしれないので情報があればしっかりと確認したうえで注意して会話をするのが良いと思います。
会話の定番ネタを持っておこう!
季節・天気の話
まずは、これ「季節・天気」です。
これに関しては、ほとんどの患者でNGであることはないかと思います。
「いい天気ですね」「雨ですね」「寒いですね」という話し方もいいかもしれませんが、私の場合結構自分が外に出て思ったことを織り交ぜるようにしてます。
そういった自分の体験を織り交ぜることで、病院や施設の中にいる方が少しでもイメージしやすいようにしたいからです。例えば「すごい雨でした。歩いてると傘をさしても膝くらいまで濡れちゃいましたよー。」「寒くなってきましたね。外はもう紅葉が進んでて綺麗でした。」のような感じです。
もしかしたら、外に出たくても出られない方々にとってみたら嫌味のように聞こえているのかもしれませんが…(笑)。まあ会話の捉え方なんて人それぞれですから、嫌な顔されたり「嫌だ」と言われたときに次に話さなければいいや、と思っています(笑)。それくらいに考えておかないと何にも話すことができなくなってしまいますからね。
季節や天気の話は定番ネタにされている看護師も多いかもしれないね。
話も膨らませやすいし、おすすめだよ。
仕事の話
次は「仕事」です。
これは少しだけ人を選ぶ可能性があります。仕事のことばかり考えすぎて休息がとれなくなっている方とかには不向きかもしれません。ご退職されている方とかにはいいかと思います。高度成長期を生きてきた方とかには仕事でしてきたことを誇りにしている方もいらっしゃると思うので、自尊心に繋がったりもするかもしれません。
ただ、仕事を聞くだけでは話の発展がありませんので、話を少しでも広げられる自信がなければしないのもいいですし、「どんな仕事なんですかー?」と素直に聞くのもいいかもしれません。入院時・入所時の情報書類の中にはまずほとんどの場合記入されてますので、確認してから会話をした方がいいと思います。
私なんかはいろいろな職業に興味があるので、ほとんど趣味で聞いてます(笑)。もし他の方にも同じ職業や同業種の方がいたら話題にしやすくなりますし、ただ単に社会勉強にもなりますからね。看護師って意外と他の業種や社会常識を知らないことがありますし…。
仕事を生きがいや誇りにしている人は多いから、その患者の価値観にも触れられることも多いよ。いろいろな患者の価値観に触れることは看護師としても勉強になるね。
出身地の話
次が「出身地」についてです。
これは結構使い勝手がいいんですよね。やっぱり自分の故郷が嫌いで嫌いで仕方がない、なんて方はあまりいないものですから。私も転職を繰り返しているのでいろいろな地域を転々として「ここはいいところだー。」と思ったりしたこともありますが、どうしても故郷の良さに及ばないところを考えてしまいますし(笑)。
この出身地の話のいいところは、上記にあげてきた季節や仕事の話にも転換しやすいところや、「あなたはどちらの出身ですか」と聞き返されやすいところもあります。
自分の出身地が患者が以前住んだことのある地域の近くなど、なじみの土地であったりすることもあり世間の狭さを感じたりします(笑)
やはり初対面の患者と話するときには、自分自身も緊張していれば患者側も緊張するものです。出身地を知るだけで少し距離感が近くなる感じもありますし、ましてやなじみの土地であったときなんかはなんとなく安心するものですよね。
私が以前歯医者へ行って住所を聞かれたことがありまして、その質問者から「あ、私そこの出身なんです。○○とかありますよねー。」なんて話をされたときには、歯医者嫌いな私もちょっと不安がとれました。やっぱり知らない人に治療やケアをされるよりも、少しでもいいのでこんな方なんだなと分かっている人にされた方が安心ですからね。
特に高齢者との会話では結構定番ネタにしている看護師が多い印象があるよ。
私もそうだけど、やっぱり生まれ育った故郷の話は心が温まる感じがするね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
以上が私ぽんじろーが会話で使っている定番ネタになります。まあ意識している定番ネタというより、記事を書きながら会話を振り返ってみて無意識にこんな話をしていたな、と思ったネタなのですが(笑)。今後は少し意識して使っていってみようかなと思います。
ここで紹介した会話のネタ以外にも、「私はこの話をするようにしてるよ」なんていうようなネタがありましたら、ぜひ教えてください!
この記事が、患者との会話のネタに困っている看護学生や看護師の方々のお役に立てたら嬉しいです。
私も今回教えてもらった会話の定番ネタを参考にしながら会話してみよう!
患者さんとの会話にも自信が持てるようになりそうね!
当ブログでは、看護学生や看護師に向けて、少しでもお役に立てるコンテンツ作りを心掛けております。例えば看護学生の方には看護師国家試験の心構えについての記事などがありますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは、また。
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