- 転職はしたいんだけど、どんな職場を探せばよいのか教えてほしい
- 転職エージェントから条件を聞かれたんだけど、なんて答えればよいのか分からない
なんとなく今の職場が気に入らなくて転職活動を始めてみたものの、どのような職場を探せばよいのか分からないわ。
ひと昔前と比べて、転職するのが当たり前になってきている時代です。様々な理由から転職活動を考えたり、すでにしている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、いざ転職活動をして就職先について考えると、自分がどんな職場を探せばよいのかわからなくなってしまいがちです。
この記事では、看護職としての転職経験が複数回ある筆者が、転職するときに考えるべきポイントについて記載していきます。
この記事を読むことで転職活動において、就職先の条件等を考えるときに迷わなくて済むようになります。
結論から言います。看護師が転職の際に考えるべきポイントは次のとおりです。
- 自身の健康や生活をどうしたいか
- 給料をどうしたいか
- どの看護領域で成長したいか
転職をする際にはこれらに優先順位をつけて考える、それだけで転職に成功する可能性がぐっとあがるでしょう
詳しく解説していきます。
上記のポイントから優先順位をつけて転職したい環境の意思を強く持つのが大事だよ!
自身の健康や生活をどうしたいか
ここで考えてほしいのは、自分がどの程度の負担で業務をしたいかです。例えば腰痛が出てきてしまっている人は、身体介助が少ない科や介護度の低い施設とかを考えなくてはいけません。
夜勤の有無についても健康面や生活を考える上で重要です。インターネットで検索しても夜勤の健康に関するデメリットは数多く見受けられます。実際に筆者も夜勤をしなくなってから精神的にも体調的にも健康的な生活が送れていますし、妻との生活リズムも合うようになりました。
健康や生活に関する優先順位を高くすることで、より健康的にQOLを重視した働き方ができるようになるでしょう。社会的にもこちらが重視されてきていると言えます。
『健康や生活なんて自分でどうにかするもの』そんな考え方ははっきり言って古いです。事実、筆者の経験からも業務によって心身に不調が生じたり、家族との時間を作れていない人を数多く見てきました。仕事というのは健康や生活と切り離せないというのが実情だと思われます。
目次のひとつめに健康と生活を挙げさせていただいたのも、一番見落としがちだけど、筆者個人としては一番大切にしてほしいからです。
若いから大丈夫?いえ、大丈夫ではありません。若いからこそ未来があるのに心身の治りにくい病気かかっていてはもったいないです。そして、若いうちのプライベートな時間というのは人生の中でかけがえのない時間ですから、自分の生活を大事にしてもらいたいです。
健康や生活を充実させるのはとても大事なことだよね!
給料をどうしたか
『給料?いや上げたいに決まってるでしょ、そりゃ』ってなりますよね。いや、そうなんですよ。上げたいに決まってます。
ここでやってほしいのは、どの程度の給料が欲しいのかを考えることです。また、優先順位を他のものと比べてほしいのです。どうしても転職する際には何かを優先して考える必要が出てきてしまうことが多いのも事実です。
当然ですが、ボランティアで看護師をしている人が数少ないように大体の人はお金のために働いています。
しかし、よくよく考えてみると健康ややりがいを捨ててまで、給料を大事にしたいっていう人も少ないのではないのでしょうか。
ぜひ、自分の中で、給料というのはどの程度大事なものなのかを考えてみてください。
労働に見合った給料はもらいたいね
どの看護領域で活躍したいか
ここでは、看護師としてどのように活躍したいのかというということを考えていきます。
仕事というのは一つの社会貢献であり、自己実現において非常に重要です。したがってどのような場所で活躍するのかということは、仕事のモチベーションを保つ上で重要になってきます。
仕事のやりがいが優先順位の上位に来る方も少なくはないはずです。「何かを犠牲にしても、この仕事をやり続けたい」というような人がいてもまったく変なことではないです。
看護師という仕事にあこがれを持った理由は人それぞれ違うかと思います。そのため活躍したい看護領域も人それぞれです。今一度自分を振り返り、今後の活躍の場所について考え、その実現が、健康や生活、給料と比較してどのくらいの優先順位なのかを考えてみてほしいです。
かのナイチンゲールもやりがいがあったからこそ、この仕事をしてたはず!
まずはすべて満たす職場を探すべし!
考えや優先順位についてまとまりましたか?
では、次にやることは、見出しにもあるように『すべてを満たす職場を探しましょう』
「え?何言ってんの?優先順位を決めたんだから、どれかを犠牲にして職場を探すべきでしょ!?」と言いたくなりますよね。ですが、その答えは、「No」です。
看護師という職業は現在、人手不足な職業です。いってしまえば、職場を選びやすい職業と言えるでしょう。
だからこそ、まずはどの条件も犠牲にせず、すべてを満たしてくれる職場を探すべきです。最初から固定概念で「すべて条件を満たす職場なんてあるわけない」と思わないことです。
SNSを見ればわかるはずです。ひたすら愚痴を言っている看護師も多いことは事実です。しかし中にはホワイトな働き方で、夜勤をしなくても夜勤をしている看護師と同じくらいかそれ以上の給料があり、やりがいを持って働いている、なんていう人も中にはいるんです。
だからこそ、まずはすべての条件を満たす職場から探してみてください。最初から妥協してしまって、いざ入職してから「あっちの方が条件が良かった…」などと思ってしまうのはもったいないです。
ちなみに、優先順位をつけたのは、条件をすべて満たすところをくまなく探した結果、どうしても条件に合った職場がない場合もあるからです。そのような場合にのみ、譲れない条件はどれなのかを考えて、条件を緩和していく必要があります。そのときに決断に困らないように予め条件の優先順位をつけておくのです。
最初から何かに妥協して就職先を探すのはやめよう!
まとめ
この記事のまとめです。
- 「自身の健康や生活をどうしたいか」「給料をどうしたいか」「どの看護領域で成長したいか」の3つのポイントを考え、優先順位を決める。
- すべての条件を満たす職場を探す。
- くまなく探してもすべての条件を満たす職場がなかったときにのみ、優先順位が下の方の条件を緩和して探す。
この記事が、転職活動をする方やすでにしている方のお役に立てれば嬉しいです。
なるほど。よくわかったわ!
私の場合、今の職場が残業が多くて精神的に疲れているから、健康と生活を優先順位1位にして考えていこうかな。
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