【看護師関連ニュース】看護師の賃上げについて思うこと3つ

看護学生向け

どうも、ぽんじろーです!

さて、2021年11月、看護師関連で気になるニュースがありました。

「政府は、2022年2月より、新型コロナウイルスの対応をする医療機関などの看護師に月4,000円(1%程度)の賃上げをする方針」ということです。

これを聞いて私が思ったのは

正直、ビミョー…(笑)。

ということです。

この記事では、なぜ私ぽんじろーがこの方針についてそのように思うのかお伝えしたいと思います。

あくまで個人的な意見ですので、この記事を読んで気分を害された方や反対意見のある方はご了承ください。

どうして対象を限定したの?

まずはこれです。

2022年2月より賃上げされる対象は「新型コロナウイルスの対応をする医療機関などの看護師」とされているところです。

財源に限りがあるのは分かるのです。

けど、なぜそこに焦点を絞った!?と私は疑問に思います。

現在、新型コロナウイルスに苦しめられているのは患者に対応している看護師だけではありません。

介護施設等も含め、多くの患者や利用者に対応している医療機関や施設の看護師を含めた職員が日々感染対策に奮闘しています。

そういった看護師や職員の新型コロナウイルス対策は賃上げの評価に値しないのでしょうか。

そこに限定するならもっと賃上げしてほしい!

そして、これが二つ目です。

新型コロナウイルスに対応している看護師に限定するのであればもっと賃上げをすべきではないか、と私は思います。

私ぽんじろーも新型コロナウイルスに対応したことがありますが、その緊張感や不安、責任の重さは体験したことのある方にしか分からないと思います。

コロナ患者に対応する看護師は、自分が感染するかもしれない、感染してしまったら誰かにうつして感染拡大してしまうかもしれない、何より大切な家族にうつして命の危険にさらしてしまうかもしれない、などの不安と闘います。

そして、新型コロナウイルスの患者は急に悪化する可能性がありますから、ずっとバイタルやモニター類に気を配る必要があり、常に緊張感と責任がつきまといます。

そういった苦労をしている看護師に対して、「4,000円の賃上げ?」と正直疑問に思ってしまいます。

すでに危険手当とかで割り増しになっている医療機関もあると思いますが、それは上述した苦労に見合っているのでしょうか。

私なら、そこに限定するのであれば数万円単位で賃上げしてほしいというのが本音です。

何より「看護師の賃上げと新型コロナウイルス対応に対する賃上げは別の問題であり、混ぜて考えないでほしい」と思うのは私だけでしょうか。

不満を感じているのはそこ(金)だけじゃない!

そして最後3つ目!

看護師はお金よりもマンパワー不足をどうにかしてほしい!

と思うのですが、看護師の方々どう思いますか?

私が今の給料による生活水準にあまり不満がないのでこう思うだけでしょうか。

「直した方がいいと思う看護師の風習」という記事でお伝えした内容も恐らくマンパワーが十分に足りていればほとんどが解決すると思います。

マンパワー不足が解消し、情報収集のための前残業がない、受け持ち患者も少なくなり一人一人のケアに余裕を持って臨める、しっかりと休憩がとれる、残業もなく定時に仕事ができる。

上記のような仕事内容で今と同じ賃金であったとしたら、その賃金に不満がでる看護師の方は少なくなるのではないでしょうか。

まあ、マンパワーを充足するにしても人件費がかかりますけど…(笑)。しかし、少しお金を積んででも看護師のマンパワー不足を解消したい医療機関や介護施設は存在しています!

まずは医療機関や介護施設に十分な看護師数を確保できるような政策を私は願っております!

さいごに

いかがでしたでしょうか。

ここまでさんざん自分の意見を述べておきながら、私はどんな形であったとしても政府に看護師の仕事を改善しようとする動きがあるというのは嬉しいことだと思ってます。

看護師の仕事に何かしらの問題があるんだということを政府が認識しているということですからね。この賃上げが最初の一歩になってさらなる看護師の賃金や労働環境の見直しに繋がってほしいです。

また、看護師一人ひとりが自分の仕事と向き合い、問題があればそれを発信していくことも大事だと思います。誰かが発信しなければ政府など大きな組織に認識してもらうのは難しいと思うからです。

この記事が、看護師やこれから看護師になる方にとって、自分の仕事と向き合うきっかけとなっていただけたら嬉しいです。

それでは、また。

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